正義はどこに? 「第二のO.J.シンプソン」裁判にセレブがツイッター討論 - サイゾーウーマン
7週間に渡る裁判の様子がテレビで生中継された、2歳の娘殺しの罪に問われていた若き母親ケーシー・アンソニーの裁判。5日、フロリダ州地裁の陪審員は、ケーシーに対して無罪評決を下し、「第二のO.J.シンプソンだ!」と世間に大きな衝撃を与えた。
この事件は、2008年7月に、当時22歳だったケーシーの母親が警察に「孫が1カ月前から行方不明になっている」と捜索願いを出したことから始まった。ケーシーは「娘のケーリーは、ベビーシッターが誘拐した」「ずっとベビーシッターに連絡してきたけど、最近連絡がつかなくなった」と主張。しかし、ベビーシッターの姿を見た者は誰もおらず、娘が連れ去られてから30日もの間、ケーシーは警察に通報も探すこともせず、ボーイフレンドとDVDを借りて鑑賞したり、地元クラブのホット・ボディ・コンテストに出場したりと、自由を謳歌していたことが判明。ほどなくして、ベビーシッターなど居ないことが明らかになり、ケーシーはまず虚偽罪と育児放棄の容疑で逮捕された。
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その後、警察や地元ボランティアによるケーリー探しは続き、同年12月、自宅近くで白骨化した彼女の遺体が発見された。遺体についてた配管工事用テープと同じものがケーシーの自宅から見つかったこと、ケーシーの車から腐敗臭のついたケーリーのぬいぐるみが発見された。検察官は、ケーシーが邪魔になったケーリーを配管工事用テープで窒息死させ、車の中に隠した後、遺体を放棄したと主張。弁護士は、ケーシーはビニールプールで遊んでいたときに誤って溺れ死んでしまった、パニックになったケーシーと父親がグルになり遺体を隠したと主張し、殺害は否定した。
「美少女コンテストに出場したら優勝するのではないか」と言われるほど愛らしい被害者のケーリー。ケーリーの父親が誰か知らないというほどの快楽主義者で、若く美しいシングルマザーの容疑者ケーシー。祖母も年齢を感じさせない美貌で、祖父も個性派俳優のようなルックス。役者ぞろいで話題性の高いこの事件に、マスコミは飛びつき、ケーシーがパーティーやクラブで楽しむ写真を入手し、公開。アメリカ人は並々ならぬ興味を抱くようになり、裁判が始まると、どこもかしこもケーシーの話しで持ちきりとなった。
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ケーシーがインターネットで「クロロホルムの作り方」や「首の折り方」などを検索していたことが判明したり、ケーシーは8歳のころから父親による性的虐待を受けていたという話が出たり(父親は否定)、両親までもが「ケーシーはウソをついている」と批判するなど、裁判はドラマチックに展開。そして、5日、ケーシーは過失致死罪と児童虐待で無罪を勝ち取った。弁護士の「罪を立証できるものはない。絶対に有罪宣告などしてはいけません」という言葉に、陪審員が賛成したという形で終決したのだ。
ちなみに、ケーシーは偽証罪などでは有罪になったが、裁判が行われるまでの間、長期間拘束されていたため、禁固刑が下るとしても1年程度になるだろうと見られている。
今回の裁判は、妻殺しの罪に問われ「限りなく黒に近い」と言われながらも、"ドリームチーム"と呼ばれた弁護士団の活躍により無罪を獲得したO.J.シンプソンの裁判にそっくりだと比喩されてきた。世間やマスコミの注目度、そして裁判の進め方が類似しているのだ。結果的に、ケーシーも無罪を勝ち取り、アメリカは今「正義とは一体何なのか」という、通夜のような空気に包まれている。
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CBSの人気番組「The Talk」の司会でクールな女性として知られるジュリー・チェンは判決の話題になると涙をボロボロ流しながら言葉を詰まらせ、連日法廷の実況中継をしてきたCNNの法律解説者ナンシー・グレイスは、悲痛な面持ちで「要するに母親のウソは上手くいったってことよ。今夜は悪魔がダンスパーティーを開くわね」と吐き捨てるようにコメント。各局のニュース・アンカーたちも驚きを隠せぬ表情で、ケーシー無罪のニュースを報じた。
ハリウッドの著名人たちも、次々とTwitterで意見を述べており、映画『ソーシャル・ネットワーク』のプロデューサー、デイナ・ブルネッティは「正義はまた負けたのか」とツイート。人気ドラマ『素晴らしき日々』で天才子役と言われたフレッド・サベージは、「O.J.に新しい友達ができたね。吐き気がするほどうんざりするよ」とつぶやき、映画『最終絶叫計画』に出演したマーロン・ウェイアンズは「ケーシー・アンソニー、別名白人版O.J.」とコメントした。デミ・ムーアとアシュトン・カッチャー夫婦も裁判に関するツイートに片っ端からリツイートし、オジー・オズボーンの妻シャロンは「ケーシー・アンソニーが無罪ですって?? 何たる恥」「おそらく、彼女主演のリアリティー番組が作られるでしょうね」と皮肉った。実� �、ケーシーには早くもポルノへの出演依頼が来ていると伝えられている。
なお、O.J.シンプソン妻殺し裁判の弁護士団「ドリームチーム」の一員であった、ロバート・カーダシアンを父親に持つキム・カーダシアンも、「えぇっ!!??!! ケーシー・アンソニーが無罪ですって?? 言葉が出ないわ!!!」とツイートしており、この発言に対しては「お前が言うな」と非難する声が殺到。キムは、「私がO.J.の裁判に近い人間だったからって、ケーシー・アンソニーの評決に関して意見を述べることも出来ないわけ?」と反論していた。
今回の裁判で陪審員を務めた男性の一人は、早速弁護士を雇い、大手メディアに対して「数百万ドルの報酬と引き換えに、インタビューを受けてもよい」とアプローチしていると伝えられている。シャロンがツイートしたように、リアリティー番組が制作される可能性もゼロではないだろうし、ポルノ出演やヌードを披露する可能性もある。裁判はもうすぐ終わるが、ケーシーの露出はまだまだ続きそうである。
また一つ、未解決事件が......
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